●しん先生によるお仕事速報ニュース...バックアップ
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2002 05 06 07 08


2002.8.31
-「メロディ」12月号に読み切り。
ついに予告が載りました。白泉社から出ている「メロディ」という月刊少女漫画誌に読み切りを描きます。今月号の巻頭のカラー予告のページに予告イラストが載っています。ねこエッセイ漫画「白ネコのこと」以来のお仕事です。
タイトルは「たしかに、君がいた。」
カラー付き64ページ。しんプレ少女漫画初挑戦です。「喪失」を「未来」に繋げる、おバカで切ないラブストーリーです。スケジュールがきついですが、がんばりますです。
『「きみのカケラ」』第5話ミーティング。ちょっといい話。
見たDVD。「TRAINING DAY」。世界観に引き込まれる作り方をしていて面白かったです。ただ、「訓練日」の一日に起こったことという手法と、デンゼル演じる警官の現実とやりきれない人生というテーマは噛み合ない気がしました。街の空気を感じさせる画面、脚本はいい感じです。

2002.8.30
-『「きみのカケラ」』第4話アップ。
午後八時頃完成。締め切り…完全にぶっちぎってます。ごめんなさい。がんばります。
夜中、担当さんと第五話打ち合わせ。あと、単行本一巻目の表紙に関しての打ち合わせ。暖かい感じの雪の絵が描ければいいなあ。イメージは何となく出来ました。打ち合わせ終了後、担当さんは「名探偵コナン」の打ち合わせに。大変だなあ。
-ビジュアルブック「LOVE SONG 2002」発売。
これはいい本だわ(自画自賛)。発行部数がきちんとあればみなさんに平積みでチェンジングの表紙を楽しんでもらえたのに〜。
皆さんからのお便りの中で、「最終兵器七巻限定版のカレンダーの絵がたくさん入っていたのが、限定版をせっかく苦労して手に入れたのに残念」というお手紙をいただいています。以前にこのページで「限定のカレンダーの絵は全部は入れないようにする」と言うお話をいたしましたので、それに対してのお便りと思います。実際すべてのイラストが入らないようには配慮いたしましたが、結果的には多くのイラストを収録いたしました。そのことについては少々理由があります。
一つが先の発言をアップした直後に「カレンダーに収録されたイラストもイラスト集に入れてください」というお便りがたくさん来たことです。それが一点。
もう一つは、このイラスト集の発売部数自体が実は「七巻限定版」の数分の一の発行部数と言うこと。あのカレンダーは限定版と銘打っていましたが、販売部の方の努力により、実は出来るだけ欲しい方に行き渡るように小学館の他の限定版単行本の数倍の部数を刷っているのです。つまり限定版のカレンダーより「LOVE SONG 2002」の方がレアアイテムなのです。「苦労して限定版を手に入れて下さった方に申し訳ないので」というのが先の発言の理由なのですが、実際にはこのイラスト集の方が(予約していなければ)手に入れるのが大変な本なのです。ご理解いただければ幸いです。

2002.8.29
-『「きみのカケラ」』第4話ネームアップ。
夕方四時頃完成。作画作業に入る。今回は「少年誌の印刷でも読みやすい」をテーマにネーム&作画。
私達は発売のだいぶ早くに「見本本」がいただけるのですが、それは印刷状態のかなり良い本です。実際に皆さんの元へ届けられる本はかなり絵が荒れた感じの本になります。特に少年誌は青年誌に比べてもそのギャップが顕著です。漫画家はそれを見越して実際の原稿を調節するのですが、私どもは少年誌連載が初めてですので、実質今回からがその調節を反映させた回になってきます。今後少しずつデーターを蓄積していって読みやすい紙面になっていくわけです。三話目くらいまでは青年誌の癖が多めにでているので結構読みにくいかと思いますが、少しずつ読みやすい紙面にしていきますので、ごめんなさい。長い目でよろしくです。

2002.8.28
-『「きみのカケラ」』第4話ネーム。
大筋完成。1話の中の展開の山と谷の微調整にはいる。これが意外と時間がかかります。

2002.8.27
-『「きみのカケラ」』第4話ネーム。
買ったCD&DVD。「STYLE OF LIMITED II」Limited Records Presents。「TOKYO CLASSIC」RIP SLYME。DVD「virtual trip 西表島」「大地のうた」「BEN-HUR」「害虫」「TRAINING DAY」「MULHOLLAND DR.」「女学生ゲリラ」「THE ACCIDENTAL SPY」。

2002.8.26
-『「きみのカケラ」』第4話ネーム。
見たDVD「アルプスの少女ハイジ」。

2002.8.25
-『「きみのカケラ」』第4話ネーム。
読んだ本「週刊世界遺産」。

2002.8.24
-『「きみのカケラ」』第4話ネーム。
「てもみん」でマッサージをしてもらったあと、プライベートなPowerBookG4用にJaguarを購入。変なTシャツをもらった。

2002.8.23
-アニメ用アイキャッチ#4作画。
わかる人にはわかると思いますがアイキャッチというのは番組の前半と後半の間に入る絵のことです。「単行本の裏の絵の雰囲気がすごくスキなので」という監督さんの注文により描かせていただいています。今回はシュウジとちせが寝ぼけつつ仲良く歯磨きです。後半の四話分用です。最終回は描き下ろすかもしれません。ほのぼのしすぎているので。
『「きみのカケラ」』第4話ネーム。そうそう、ややこしいのですが正式タイトルはロゴの通り「カギ括弧」が前後につきます。言葉の力を感じてもらいたいと言うことです。デザイナーさんは今回もボラーレの関さんにお願いしましたが、記号ではなく言葉の力を形にするデザインでと、かなり大変な作業をしていただきました。

2002.8.22
-『MONTHLY GREETING GIRL』10月「神無月ちゃん」アップ。
GX10月号用。もう10月号…すごいな。そろそろメロディの読み切りの作業やんなきゃやばいっす。休まる暇がないなあ。がんばろう。
『「きみのカケラ」』第4話ミーティング&打ち合わせ。「ミーティング」とはうちの事務所内のプロジェクトの中での会議であり、サンデーの担当さんとの会議が「打ち合わせ」であります。プロジェクトミーティングが4〜5時間。打ち合わせがやはり4〜5時間。毎週へとへとですが楽しそうな話になるとマジでわくわくしてきます。漫画家をやってて良かったなあと思う瞬間の一つです。
サンデーBACK STAGE第一回原稿上げ。本当は第1話が載った週に間に合わさなきゃいけなかったのですが、原稿上げ優先と言うことで。遅くなってごめんなさい。次回更新が来週の水曜と言うことなので、フライングでここにアップさせていただきます。このサイト忙しくて『「きみのカケラ」』情報がホントに少ないので。
ただし、サンデー読者用のコメントなので思いっきり子供さんに振っています。『最終兵器彼女』が大学生から若いサラリーマンを対象に描いたように、今回は小学生から中学生、入って高校生くらいまでを対象に描かせていただいているということです。もちろん結果的に幅広い読者の皆さんに愛される作品になれば本当に嬉しいのですが、あえて「わざわざ」大変な少年誌にトライする上で対象をどっちつかずにする事は意味がありません。ご理解下さると嬉しいです。
ではどうぞ。


お久しぶりです。『「きみのカケラ」』楽しんでいただけてるでしょうか?
 サンデーでは以前、1996年のオリンピック応援コミック企画として「有森裕子物語」を描かせていただいて以来の執筆です。

 すでにいろんな所でお話しさせていいただいているのですが、私は大人になってから、殆ど少年漫画を読んでいません。子供の頃「マガジン」など少年漫画を読み育ち、高校で陸上部の友達に少女漫画も面白いことを教えてもらい、大学で駅伝部の寮の同僚の部屋に「スピリッツ」などの青年誌が転がっていてそれを読み、社会人になって漫画家デビューもして、ナムコで絵を描いたり、求人広告の会社の営業に走り回り、カラオケパブの店員として夜中までお客さんに接客したりお酒を作ったり、あわただしい中で漫画を描き続け、その間もいろんなジャンルの漫画に出会い、今に至ります。
 今回少年誌で連載を始めるに当たって、イマドキの少年漫画を読んどいた方がいいですか?と担当さんに聞いた所、読まなくてもいいんじゃないですか、とのお返事をいただいたので、そういう知識は殆ど無しで描いています。ですからうちの事務所内でのプロジェクトのミーティングなどで「主人公はお腹がすくとこんな感じになっちゃって〜てゆうのはどう?」「先生、それドラゴンボールです」なんて事もしばしばですが、そのへんは有能なスタッフが気付いてくれるので、よけいなことに煩わされず自分はただこれがおもしろそう、と思うモノを描いていればいいのでかえって気が楽で、楽しんで作品を描いています。
 自分にとって少年漫画を描くための案内役は、ただ自分が少年だった頃に楽しんだモノです。小学生の頃イナカの市立図書館に通って読んだ少年向けの冒険小説やSF小説、戦記物の数々。マーク・トウェイン…トムソーヤやハックルベリーフィン(友達と一緒にマジでいかだを作って、天塩川下ろうとしました。即沈没でしたけど…)。中学生の頃に読んだ星新一さんのショートショートなど。漫画なら「おれは鉄兵」「キャプテン」「つりキチ三平」「マカロニほうれん荘」「青い空を白い雲がかけてった」「がきデカ」「ブラックジャック」。テレビアニメなら「タイムボカンシリーズ」「宇宙戦艦ヤマト」「ガンダム」…。サンデーの読者の皆さんには殆どなじみのないモノだと思いますが、私が皆さんと同じ年代の頃夢中になって読んだり観たりしたものです。
 あ、もちろん今のサンデーの作品はみんな読ませていただいてます。お気に入りはたくさんありますが「金色のガッシュ!!」は楽しくて大好きです。

 少年時代というのは繰り返したり、残したりするモノではなく、ただただ通過するものだと思っています。少年である、ただその瞬間に夢中になれるモノにありったけの力を注ぎ、その好奇心と冒険心と幼い知的興奮を満足させるためならなりふり構わなかった時代、すべて許された時代。今回の作品では、ただただそんな時代の少年少女のために、そんな時代の主人公たちが懸命にがんばる、ただただ楽しめる作品を描いてみたい。自分自身「高橋しん」の描いた「少年漫画」を読んでみたい。それだけのために描きたいと思っています。

 私は今まで(サンデーの読者の皆さんはあまり聞いたことがないと思いますが)『いいひと。』『最終兵器彼女』(今、衛星放送でアニメをやっています)『わたしたちは散歩する』それと短編集を二つ、『好きになるひと』『さよなら、パパ。』という作品を描かせていただいています。でも『「きみのカケラ」』は今までの作品とは全く楽しみ所の違う、ジャンルも世界観も違う漫画です。もしも今までの作品を気に入ってくださっている方の中に、『「きみのカケラ」』も楽しんでいただけるかたがいてくださったら、それはとても嬉しいのですが、そこに「合わせる」事は全く考えていません。サンデーの読者さんのために、ただただ自分が少年の頃そうだったように、単純に、漫画を読んでいるときだけでも周りのことも、宿題も、いやなことも、忘れて楽しんでもらえるように。それだけのためにがんばって漫画を描きたいと思っています。

 もう『「きみのカケラ」』のストーリーは最初から最後まで決まっています。最終的にどのくらいの話数の作品になるかはわかりませんが、そんなには長くない話です。少年である時間は本当に短く、かつ密度の濃いものだからです。その限られた時間の中でしか出来ないこと。大人にとってみたら軽く笑われてしまうようなモノが、すごく大事だったこと。自分の目の前の四方、数キロメートルだけが世界の殆どすべてだった頃。そんな中で「今しかない時間」を一生懸命生きる主人公たちを見ていただきたいからです。

 『「きみのカケラ」』楽しんでいただければ嬉しいです。

もし興味がおありでしたら、私の事務所「SHIN Presents!」のスタッフが作っているwebページがあります。良かったらいらしてくださいね。


http://www.sinpre.com/

一生懸命漫画を描きますので、よろしくお願いします。

2002.8.21
-『「きみのカケラ」』第1話発売&第3話完成。
フラッシュって、面白いですね。ラフのコンテを切ってとりあえずスタッフの山口さんに予告用のフラッシュ作ってもらいました。音楽無しバージョンをとりあえず間に合わせて、みんなが仮眠をとってる間に、睡眠をとらずに演出を調整して(初めてフラッシュをいじったのでよくわからなかった所は)山口さんに調整してもらってバージョンアップしました。スタッフにも自分にも情報ページを作る気力も時間も体力も残っていませんでしたので、中途半端な宣伝文や説明文では無く、作中の雰囲気を少しでも解っていただけたらと思いまして。いかがでしたか?
>s-book.com
>イーエスブックス
>Amazon.co.jp
>スカイソフト
>楽天ブックス
*このリストを利用して受けた損害・トラブルに関して[SHIN Presents!]はいっさい責任のないものとします。
うちの初代スタッフ、いけだたかしくんの初単行本がでました〜!。『FADE OUT』第一巻。僭越ながら帯の宣伝文を私が書かせていただきましたが、ひいき目無しでマジでおすすめです。読み終わったあとジーンとなるいい本です。ぜひ。

2002.8.1~2002.8.20
-『「きみのカケラ」』第1話〜第3話作業。
すいません、多忙だったためあとで埋めます。ごめんなさい。


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