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2018年11月28日
『最終兵器彼女スペシャルイベント』開催決定!
『最終兵器彼女コンプリートBlu-ray』発売記念イベント開催します!
東映ビデオ株式会社様より2018年9月に発売された『最終兵器彼女コンプリートBlu-ray』こちらの発売を記念してスペシャルトークイベントを開催する事が決まりました!
TV放送から16年の時を越え待望のコンプリートBlu-rayを発売する事ができたのも関係者様方と、ずっとちせちゃんとシュウジくんを大切に想っていただいているファンの皆様のおかげです。
本当にありがとうございます!
このイベントではシュウジ役の石母田史朗さんとご一緒に、しん先生もゲストとして参加させていただきます!
司会進行はマンガ・アニメに造詣が深いニッポン放送の吉田尚記アナウンサーです!
なんとファンの皆様からしん先生に聞いてみたかった事を直接聞けるチャンスがあるかも!?
トークショーのあとはご来場頂いた皆様へしん先生から、実際に原稿に使われた直筆の原画や、しん先生が秘蔵していた連載開始以来の「最終兵器彼女関連グッズ」を抽選でプレゼント致します!そして原画には、その場でしん先生がサインを致します!
このイベントが開催される経緯につきまして、今年の夏頃、事務所引越しを計画の際、大量のスキャン済み手描き原稿が出てきて、この処理をどうしようか…と思った事がきっかけでした。
何か手段があれば、ただ捨てられるだけの原稿たちを今も作品を愛してくださるファンの皆様のお手元にお届けすることはできないか!?としん先生がTwitterを通じて皆様にご相談させていただいた事もありました。
そしてありがたい事に東映ビデオさんの方から、原画を読者さんにお渡ししたいという、こちらの当初の願いに、手を貸していただける事になりました!
結果的に、大半の資料は預け先が決まる予定で、廃棄処分は免れる事ができました。
当初の計画より少なくなってしまいましたが、原画を皆さんにもらっていただく機会ができました。
原画の他にも、しん先生のご自宅引越しの際に出てきたお蔵出しの、連載開始時からのポスターやグッズなども、全部皆さんにお渡しします。
原画を始め、この品々を最終兵器彼女ファンの方のお手元にお届けできる事を心から嬉しく思っております。
<イベント概要>
日時:2018年12月23日(日)
開場12:30/開演13:00(15:00終了予定)
会場:東京都内 某所
出演(予定):原作者:高橋しん、シュウジ役:石母田史朗 MC:吉田尚記(ニッポン放送アナウンサー)
入場:無料 ※抽選で40名様ご招待 座席は指定席になります
主催:東映ビデオ
応募締切:2018年12月10日
※応募方法につきましては、下記リンク先の『最終兵器彼女コンプリートBlu-ray発売記念イベント』紹介ページのお申し込み専用フォームより、注意事項をよくお読みになりご了承いただいた上でのお申し込みをお願いいたします。
また、こちらの申し込みフォームにはいくつかアンケート欄があります。
その中に「アニメまたはコミックスで、好きなシーンや台詞をご記入ください」という項目を入れていただいたのは、できるだけ、あの時ペン入れした原画を、長い間大事に持っていてくださる方にお渡ししたいと、しん先生が思っているからです。
任意での記入欄になっていますが、ここを大切に思っていただけると幸いです。
年末の忙しい時期真っただ中とは思いますが、最終兵器彼女ファンの皆様へありがとうの気持ちを込めたスペシャルイベントです!
どうぞよろしくお願いいたします〜〜!(^▽^*)
・東映ビデオ株式会社サイト『最終兵器彼女コンプリートBlu-ray発売記念イベント』紹介ページ
東映ビデオ株式会社 様
2018年11月11日
無償版「いいひと。」震災復興編・第85期限定リリース開始です。。。しん
2011年3月に起きた東日本大震災から、92ヶ月。
震災への精神的な支援を目的に(株)小学館様の特別の許可を頂き、無償で公開させていただく「いいひと。+…and I still remember.〜これから。」の第85期の限定ダウンロードを本日、震災が起こった同時刻の14時46分18秒に開始させて頂きます。
被災された方、直接被災されなくても心が傷ついた方、原発の元で被害を受けつづけていらっしゃる方、避難先での生活を続けていらっしゃる方、そしてこの作品を描かせていただくきっかけになった阪神淡路大震災を始め多くの災害で傷ついた、今なお終わらない痛みと悲しみにお見舞い申し上げます。
震災から7年以上、ただ机の前でこの作品を月に一回ほど公開することしか、私には出来ていません。生活して社会の中で生きて行く事と、小さな漫画家によるこんな小さな物でさえも両立させて行く事の難しさや、自分に対してのふがいなさを改めて確認するような日々です。
しかし、ごく小さな作品ですが、この漫画を描くために積み重ねた自分なりに熱い日々や、このように無償公開するために費やした日々は、わたしにとっての小さな「あの日の」真実です。
23年前のあの日、阪神・淡路の震災で被災された方に取材させていただいた「忘れ去られる事が一番つらい」という趣旨の言葉から始まったこの作品を、今後も、私自身への気付きも併せまして、作品のテーマ同様、「思い出すこと」をテーマに公開して行けたらと思い、続けさせていただきます。
震災直後の2011年3月26日の第1期の公開以来、たくさんのダウンロード、リツイート、ご感想、そして何より、読んでいただきましてありがとうございます。
いつもは作品を出版関係の方や本屋さんから読者さんの元に届けて頂くのですが、この作品はツイッターやwebを通じて、作品を「読者さんから」、そのお友達の方々に届けて頂いています。お手数をおかけしますが、作家としてとても幸せな事だとも思っています。
小さな漫画家の小さな作品に、皆さんが多くの力を与えてくださったこと。その事で、読まれた方の中で少しでも、前を向けた方がいらっしゃれば、嬉しく、誇りに思います。
漫画を取り巻く環境が必ずしも良い方向には進んでいない時ですが、漫画家の先輩達が血のにじむ思いをして開いて下さった「こんな時にでも誰かに勇気をわける事が出来る、信じる」という、漫画が持ち得る道を途絶えさせぬよう、私の小さな一歩一歩を、重ねさせて頂ければと思います。
では、この作品を、今は私の読者の方に。それと、もし漫画が好きなお友達で、日常の中震災の事が忘れられて行く、忘れて行く事に心が傷ついている方がいらっしゃいましたら、よろしければまわして頂けますか?小さな力の漫画家で申し訳ないのですが。
2018年11月11日 高橋しん
無償ダウンロードはこちらの第1期配信のエントリーからどうぞ。
※今期の無償配信は、本日から2日間の限定配信を考えています。
作品のテーマ上、また震災後、節目節目で私なりに復興の状態を見定めつつ、その都度配信して行けたらと思っています。ご理解よろしくお願いします。
ご意見・動作の不具合等ありましたらツイッターID [@sinpre]まで、どうぞよろしければお願いします。
●今回の配信のためにFacebookページも作ってみました。よろしければ。